こだわりのワークウエアを作り続ける「SUGAR CANE」より、ファン待望の新作モデル“13oz. WWII Denim [ 1946 MODEL] [ MADE IN U.S.A ]”をご紹介!
我々にとって、特別な意味を持つ「アメリカ製」という言葉。テレビや映画、雑誌を通して知ったアメリカンカルチャーに憧れを抱き、古き良きアメリカ製ヴィンテージクロージングのディテールに魅了され、以降長年にわたってその魅力を追求し続けてきた。時代の移り変わりとともに「アメリカ製」の製品が店頭から姿を消しつつある今、その原点を絶やすことなく継承しているのが、SUGAR CANE “Made in U.S.A.” シリーズである。これまで日本で培ってきたヴィンテージ復刻の技術をアメリカへと持ち込み、シュガーケーンのロサンゼルス工場で生産を行う「メイドインUSA」シリーズでは今回「大戦モデル」をアメリカ製で再現。
「アメリカ製1946モデル」。通称「46(ヨンロク)」と呼ばれる1946年製のジーンズやジャケットは、第二次大戦中の物資統制により生地やパーツの使用が制限された「大戦モデル」から、戦後に規制が解除され細部までこだわった贅沢な仕様が特徴の「1947モデル」への移行期に作られたもので、戦中と戦後のディテールが混在した荒削りな作りと希少性の高さから、現在ヴィンテージ市場で非常に注目されている。シュガーケーンでは、アーカイブとして保管していた1946年製501XXの貴重なデッドストックをもとにアメリカ製にこだわり、各部のディテールだけでなく当時の荒削りな作りもリアルに再現し、ヴィンテージさながらの空気感までも纏った一着へと仕上げている。
第二次大戦後、規制が解除されたものの仕様が急激に戻るわけではなく、生地やパーツ、縫製などに戦中・戦後のディテールが混在した1946モデル。コインポケット部分をリベットで補強し、フロントにはオリジナルボタンを使用するなど物資統制が解除された大戦直後のヴィンテージをもとにしているが、縫い代が折り込まれず切りっぱなしであったり、ヒップポケットがいびつな形状であったりと、大戦中のディテールも引き継いでいる。縫製はシュガーケーンのアメリカ工場で行っているが生地は日本製で、ヴィンテージを分析して専用の綿や染料を調達。糸はタテ7番×ヨコ6.5番で撚りが強め。米綿のムラ糸を通常の生地よりも時間をかけ、ゆっくりと力織機で織り上げている。
鹿革製のパッチには「S1946」の文字と「Made in U.S.A.」のスタンプが手押しされる。フライのボタンはサビ止めのコーティングを施したものと施していないものが混在している。タック(ボタンの足)は珍しい銅メッキのもので、トップボタン用とフライボタン用でサイズが異なる。またフライ付け部分はフライにだけロックミシンがかかっているので、洗うと身頃の経糸が飛び出してくる。
戦後に復活したコインポケット部の補強用リベット。ポケット口にはセルビッジを使用。裾上げのステッチはコースアウトでフィニッシュしており、当時らしい荒い縫製を再現。袋地は大戦期にみられる通常よりも目の粗いスレキ。コインポケット付近を見てみると、角の部分をカーブさせてショートカットしたステッチワークとなっており、ヴィンテージに見られるこのような縫製仕様も再現している。もとにしたヴィンテージの縫製部には、縫製糸を切らず後処理をしていない箇所が散見され、生地端の糸も処理されず飛び出したままの箇所が多いくあった。この通称「アイリッシュペナント」は、検品作業もままならなかったであろう当時ならではの特徴。このような荒々しい作りをアメリカの工場で再現したことで、よりリアルな仕上がりとなっている。
今回のモデルは生地製ですがは日本製、縫製はアメリカで行い特別な空気感を漂わせています。[ Made in USA ]が無くなりつつある昨今では貴重なモデルとなります。保存用としても魅力を感じてしまう、デニムマニアの方は必見です!
≪ SIZE ≫
30:ウエスト約76cm ワタリ幅約27cm 股上約30cm 裾幅約21.5cm レングス約89cm
31:ウエスト約78cm ワタリ幅約27.5cm 股上約30cm 裾幅約22cm レングス約89cm
32:ウエスト約81cm ワタリ幅約28cm 股上約31cm 裾幅約22.5cm レングス約89cm
33:ウエスト約83cm ワタリ幅約29cm 股上約32cm 裾幅約23cm レングス約90cm
34:ウエスト約85cm ワタリ幅約31cm 股上約33cm 裾幅約23.5cm レングス約90cm
※着用モデルは身長171cm 体重64kgで、W31インチを着用。