今年20周年を迎えた総合レザーメーカー「Y'2 LEATHER」が初となるシューズを製作。ファン待望の新作ブーツ“ベジクロホースワークブーツ [ HORSE HIDE WORK BOOTS ]”が入荷致しました。
素材には、約1.5~2mmの肉厚のベジクロホース(馬革)を採用。クロム鞣しした革の中で半裁が大きめで厚みがある革をピックしクロムを抜いた(脱クロ)皮を再度タンニンで鞣した素材。通常のコンビネーション鞣しよりクロムを少しぬく事でタンニンの配分が多くなり、その為革に厚みが増し繊維の引き締まった強固な革に仕上がりました。
表面にはあまりシボがなく銀面が綺麗で、染料によりブラックに染め上げられた革はマットなブラックになります。着込むことで独特な光沢感が徐々に出てくる、皮の表情を生かした仕上げが施されています。非常に肉厚で硬い革で、経年変化好きには魅力的な極上の1着です。
デザインは30〜40年代のヴィンテージに見られるハーフラバーソールを踏襲した“ワークブーツ”になります。外羽根のプレーントゥタイプで5インチハイトと最もベーシックなワークブーツとも言えます。トゥは高さを抑え、ややシャープな形状で、クラシカルでドレッシーな雰囲気でキレイ目なスタイルにもマッチします。
フックとアイレットにはブラス製を採用しており、鈍く光る金属の質感は経年変化で更に味わい深いものに。縫製糸には茶芯ブラウンに合わせてブラウン系の糸を使用。ステッチが目立つ事で、各パーツの形状が際立ちます。インディゴホースのタイプと比べかなり渋い仕上がり。
背面部分から見た角度も非常に美しい佇まい。ヒールは厚手のベンズレザーを重ね、職人が手作業にてラウンド状に削りセクシーに仕上げました。フロントとヒールのソールをセパレートにすることで見た目の印象もスッキリとし、靴底の反り返りが出やすく、足馴染みが良くなる特徴もあります。ヒール部分のソールにはホワイツの純正などに使用される「QUABAUG (カバーク)」製ソール。トゥ側には「Vibram (ビブラム#705)」製ソールを採用。
製法には熟練した技術と製造設備が不可欠で、ソール交換などにも対応しやすいグッドイヤーウェルト製法を採用。アッパー部分とウェルトの接合部分に侵入するホコリや水などを防ぐ為、ストームウェルト仕様など、細部まで拘り抜かれた非常にクオリティーの高い1足に仕上がっています。また、甲高な方でもストレスなく履ける日本人の足にあったシルエットの良さも魅力です。
内側は約1mmほどのヌメ革がライニングに使用されています。ライニングがあることで、銀面が滑り良く足入れがしやすく履きやすくなっています。
「Y'2 LEATHER」の初となるワークブーツ。同型のインディゴホースワークブーツ”IS-02”に比べるとインパクトはそれほどありませんが実物はかなり好評です。ベーシックな編み上げワークブーツの中でも素材は他とは一味違う高級レザーをしたワンランク上のワークブーツ。ホースハイドのブーツとしては相場よりも1〜2万円ほど安い設定も魅力的。経年変化好きの方に是非オススメしたいブーツです。
【 COLOR 】
ホースハイド(馬革)
【 SIZE 】
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サイズ:7. 7 1/2. 8. 8 1/2. 9. 9 1/2. 10(Dワイズ)
※サイズ感は普通なので、普段通りのサイズがオススメです。
※顔料を使用せず革本来の表情を生かした染色の為、色ムラ小キズなど味としてご理解ください。