







NEWブランド「PREQUEL(プリクエル)」より、“クラシックストライプワークシャツ [ Classic Stripe Work Shirt ]”のご紹介!
「PREQUEL(プリクエル)」
PREQUEL(プリクエル)というブランド名は、映画の用語で「物語の前編」を表しています。古い時代の服のディテールを現代のファッションに取り入れたデザインを提案していきます。まるで過去の物語からインスピレーションを得たかのような新しいスタイルを掲示し、時代を超越した洗練されたデザインを通じて、服の楽しい物語を紡いでいきたいと考えています。100年前の生地のサンプル帳を手に入れ、昔の生地の組織、糸、染め、コットンの素材、打ち込み本数などを詳しく分析し、その後古い生地の雰囲気を保ちつつ、熟練の職人技を駆使して新しい生地を作り出しています。
このワークシャツは、1920年代のスタイルを現代風に再解釈したクラシックなストライプパターンが特徴です。ストライプの幅やカラーコンビネーションは、当時のファッションからインスパイアされています。また、特に注目すべきはオリジナルのメタルボタンです。これらのボタンは、1920年代のクラシックなファッションアイテムに見られるディテールを再現しており、シャツにヴィンテージの魅力を加えています。ボタンの素材や仕上げにもこだわりが感じられ、全体的に贅沢なアクセントが加えられています。

このサンプル帳は非常に貴重で、世界各国の博物館に所蔵されています。今回参考にしたのは、1907年に作られたもので、100年以上前の本です。生地サンプル帳は世界各国の博物館に所蔵されているものもあるそうです。100年前のフランスの生地サンプル帳をもとに、独自の生地を制作しました。このサンプル帳は、クロード・フレール社(J. & CO., Paris)によって発行されたもので、当時のシャツ生地の見本が集められています。

この生地は、ヴィンテージデザインをベースにし、インディゴ染めの糸を使用して再構築しています。インディゴ糸の特徴の一つは、時間の経過とともに色合いが変化し、独特のテクスチャーを生み出すことです。これが本生地の大きな魅力となっています。デザイン面では、クラシックなストライプパターンが施され、伝統的でありながらも洗練された印象を与えます。このように、本生地は機能性とデザインを兼ね備えた高品質な素材です。

1920年代の空気を纏った、オリジナルのメタルボタンが完成しました。当時のヴィンテージボタン(13.5mm)をもとにしながらも、ドレスっぽいアイテムにも自然と溶け込むよう、ひと回り小さな11.0mmで丁寧に復刻。金属の質感はそのままに、控えめな上品さを感じさせるサイズ感に仕上げています。
この繊細なスケールで、当時の意匠—模様や刻印—を忠実に再現するのは並大抵のことではありませんでした。しかし、そこは日本の職人技。驚くほどの精度と美しさで、時代の記憶をボタンに刻み込んでくれました。また、シャツの生地により美しく調和させるため、ボタンには酸化処理を施し、深みのある黒色に仕上げることも可能です。塗料による着色とは異なる、素材そのものが持つ味わい深い色合いが魅力です。変色後は、錆の進行を防ぐために、すべてのボタンを一本ずつ丁寧に防錆油でコーティング。細部にまでこだわり抜いた、繊細で誠実な仕上がりです。
≪ MATERIAL ≫
コットン 100%
≪ SIZE ≫
38(M):身幅約54cm 肩幅約44.5cm 着丈約73.5cm 袖丈約61cm
40(L):身幅約57cm 肩幅約46.5cm 着丈約75.5cm 袖丈約63cm
※着用モデルは身長171cm 体重67kgで、40(L)を着用。