国内の多くのOEMを手がけるファクトリーブランド「 SKOOB, 」と当店「 Lua 」の様々な拘りの仕様を詰め込んだ【 別注ブーツ　M-43 Service Shoes 】に限定モデルが登場！珍しい素材を使用した今回１度限りの生産となりますのでお見逃しなく！

以前からご好評いただいています、“Lua別注ホースバット M-43 ブーツ　[ M-43 SERVICE SHOES ]　[ HORSE BUTT ]　[ BLACK ( 茶芯 ) ] ”の今回は素材を変えて制作していただきます。

世の中にスエードのブーツは数多く存在していますが、たまにスエードの起毛の長いものを見かけることがありました。個人的になぜかそれがカッコ良く感じていました。まずはそういうスエード素材が手に入らないかと探したのですが、聞いたところそれは狙っているのではなく、たまたま今回の革のロットがそうだった、という感じで偶発的なものが多いらしく、安定供給できないそうです。（タンナーさんも沢山あるのでもしかしたら出来るところもあるかもしれませんが。）

そこで今回たどり着いたのが"NIBE LEATHER (ニベ革)"という素材。ニベ革はカウレザー（牛革）の中でも皮と筋肉が接している一番内側にある部位で、手作業で剥がす際に残った繊維がスエードの起毛よりさらに荒々しく、柔らかい質感と毛足の長い不規則な繊維構造が魅力の他にはない独特な雰囲気が魅力の素材です。

カラーは「CAMEL BROWN」、よくあるスエードのベージュとは違い、少しブラウン味のかかったキャメル色で、履き込んで汚れて黒味が入るとカッコ良さそうです。キャメル系の靴は色々なカラーとも合わせやすく、デニムや、チノ、カーキやオリーブなど軍パンなどとも相性抜群でコーディネートもしやすそうです。

“SERVICE SHOES M-43”といえばスエードのベージュですが、今回ニベ革のキャメルブラウンを使用したことで、王道の"M-43 Boots"の雰囲気は残しつつ、より無骨で荒々しくインパクトのある"別注 M-43 Boots"に仕上がりました。

ただこの素材を採用したことで起きた問題点が、本来スエードの"M-43 Boot"は内側に銀面を使用した１枚革で成型されており、裏地がないのが特徴の１つでした。「別注M-43 Hoase Butt」も素材が厚手で硬いため裏地なしに適していましたが、ニベ革は柔らかい素材のため裏地が必要になりました。ですが元々"M-43 Boots"の裏地用の「型」が無かった為、Skoob,さんに無理をお願いをして、サイズごとに「手切り」でやっていたけることになりました。(かなり面倒くさい作業だと思います。)

裏地には国産のヌメ革(牛革)を使用。ブーツ内全体に綺麗に貼られ、すべりも良くフィッティングもかなり良いです。柔らかくしなやかな素材で、ニベ革と合わせ厚みを出していますが、スエード素材のブーツよりもかなり柔らかな履き心地で、軽量に仕上がりました。

今回の「別注 M-43 Boots (ニベ革)」バージョンは「完全限定生産」となり、この素材が無くなり次第終了。Skoob,さんには１回の限定生産だけということで、色々な無理を聞いて頂いたのでかなり希少です！

「 SKOOB,（スクーブ）」
色々な某アメカジブランドなどのブーツなどを生産する職人側が2017年に立ち上げたファクトリーブランド「 SKOOB,（スクーブ）」。普遍的なデザイン、伝統的なディテールに拘りながら素材・製法に妥協せず、ファクトリーブランドならではの細かなディテールや、遊び心ある素材を取り入れ、自由な発想でオリジナリティーの高い製品を世に送り出す注目のブランド。穿き心地、歩きやすさに大きな影響を与える木型（ラスト）にも拘り、国内の皮革製品の産地として名高い、東京・浅草にて生産を行うフットウエアブランド。

デザインは通称「 TYPEIII 」とも呼ばれる第二次世界大戦中、米軍の陸軍にて採用されていた“SERVICE SHOES M-43”。スティーブ・マックイーン主演の映画"大脱走"の作中でも マックイーンが履いているブーツとしてもお馴染みのデザイン。シンプルな５インチレースアップブーツで、外羽根やヒールカウンターからバックステーにかけての縫製などがトリプルステッチだったりとハードスペックな仕様を持ちます。

ブーツの形状を決めるのに重要なのがラスト（木型）。今回は1912年に米陸軍歩兵用のブーツ向けに開発されたマンソンラストをベースに日本人向けにアレンジを加えた物を使用。マンソン博士がワシントンの陸軍学校の軍隊衛生学の教授として就任していたとき、歩兵部隊用のブーツの為に開発されました。 その後ミリタリーブーツのラストとして正式採用され続け、現在でも一部のミリタリーブーツに使用されている、クセが少なく誰が履いても無難によいフィット感を味わえるラストになります。

"M-43 SERVICE SHOES"の特徴としてブーツの顔でもあるトゥ部分に芯が無く、先は柔らかくボリュームの無い低いトゥが特徴です。芯材が無いため馴染みやすく履き着心地の良いフィッティングが魅力。履き込んだ時の反り返りも出やすく、より先端に近い部分から履きシワが入ります。

"NIBE LEATHER (ニベ革)"という素材。ニベ革はカウレザー（牛革）の中でも皮と筋肉が接している一番内側にある部位で、手作業で剥がす際に残った繊維がスエードの起毛よりさらに荒々しく、柔らかい質感と毛足の長い不規則な繊維構造が魅力の他にはない独特な雰囲気が魅力の素材です。使用される部分により起毛の長い、短いなど個体差がありますが、素材のアジとしてご理解ください。

製法には熟練した技術と製造設備が不可欠で、ソール交換などにも対応しやすいグッドイヤーウェルト製法を採用。オリジナルのM-43 Bootsに慣い全体に生成り色のステッチで縫製。フィッティングに重要なタン部分には薄く柔らかな牛革(ブラウン)を使用。

ソールにはやっぱりコレ、「 Vibram 」の #700 コルク入りソール。特にものすごい珍しいものでもありませんが、以外とあまり使われていません。ゴムにコルクを混ぜ形成することで少しでも軽さとクッション性の高いソールを、と開発された物ですが、ほぼ通常の #700 と変わりません。ただ横から見た時の不規則なドット柄がかなりカッコイイ！個人的に別注ブーツのディテールの中でもお気に入りポイントです。

アイレットもオリジナルのM-43 Bootsに慣いブラウンに塗装されたものをチョイス。シューレースはコットン製のブラウンの平紐を採用、ミリタリー、ワーク、ドレス、どんなコーディネートにも合わせやすいオールマイティーな雰囲気に仕上がったと思っています。

数少ない日本の靴職人の手によって作られており、縫製や仕上げ等も非常に丁寧で綺麗な仕上がり。基本的に今回はオリジナルに忠実なディテールで、素材感を際立たせる別注にしました。

<< PRODUCT DETAIL >>
ニベレザー(牛革)
ソール（ Vibram #700 ）
グッドイヤーウェルト製法

<< SIZE >>
サイズ： 7. 7 1/2. 8. 8 1/2. 9. 9 1/2. 10. 10 1/2. （Dワイズ）

※サイズ感は普通なので、普段通りのサイズがオススメです。

※スタッフ着用サイズ 8(約26cm) *普段ブーツサイズはほぼ8(約26cm)、スニーカーは8 1/2(約26.5cm)を履きます。

※使用される部分により起毛の長い、短いなど個体差がありますが、素材のアジとしてご理解ください。
素材に対しての返品、交換などはお受けできませんので、予めご了承ください。