











「JELADO」と元レッドウイングジャパン代表“鈴木氏”がタッグを組み、新たに立ち上げられたブランド「 The 2 Monkeys(ザ・ツーモンキーズ)」より、"ランドネ [ RANDONNEE ] [ Gunmetal ]"のご紹介です!
「 The 2 Monkeys(ザ・ツーモンキーズ)」は「 JELADO 」で展開してきたビンテージウェアの面白さに、クラシックなワークブーツの世界を掘り下げてきた"鈴木氏"の感性を加えて、今まで無かった時代感を持つブーツをつくるために立ち上げられました。特に注目しているのは、ワークウェアやブーツが、アメリカで独自の発展をし始める少し前、ヨーロッパとアメリカが同じルーツの元に影響を与え合いながら分化し始めた時代です。ブーツなどでは20世紀初頭かそれより前の時代、ウェアに於いては19世紀終盤かそれ以前でしょうか。身につけるものの製造が、本格的に大量生産体制に移行する初期の時代。また、それ以前の小さな工房で手作業を中心として、靴や衣類がつくられていた頃です。そうした時代に生まれた、独自の様式や歴史に埋もれたストーリーを持つ、多様性に富んだ製品にインスピレーションを得つつも、今日の私達が日々のアイテムとのコーディネートを楽しめるプロダクツを選りすぐって、少しずつ製品化していきます。
「The 2 Monkeys」の新たなブーツ RANDONNÉE (ランドネ)は、アメリカで 20世紀初めに登場した「アウティングブーツ」「スカウトブーツ」などと呼ばれたブーツをモチーフとしたものです。サイドをそれぞれ一枚の革パーツで作ってつま先とカカトで縫い合わせ、センターに紐通しからキャップへ続く革パーツを取り付けた構造の、このアッパーデザインは、1880年頃から野球やフットボールのスパイクなどに用いられていたもので、サイドに革の縫い合わせがないことや、つま先近くまで紐を通せることで足にしっかりフィットさせられるからでしょう。
このデザインにレザーまたは薄めのラバーのソールを組合わせて、マンソンラスト のような、足の指先の形に近づけたオブリーク型の木型を使って、アウトドアのイメージを持つスポーティーな革靴(ブーツ)が開発されたのが 1910年前後。その後約20年間 アメリカの多くの靴メーカーがこのブーツを作っていました。
「The 2 Monkeys」 の RANDONNÉE (ランドネ) は、当時のデザインをベースに、マンソンラスト のつま先を修正したオリジナルの木型を使い、約3mm厚の革でつくったブーツになります。極厚の革ですが、ライニングを付けない一枚革で靴にしていることもあり、足馴染みは良好です。
この「たつのハンドワックスレザー」は、オイルを加えたタンニンなめしの革を丘染めし、その銀面に熱して溶かしたワックスを大きなハンドアイロンで含浸させています。革一枚にワックスを染み込ませるのに、手作業で 20〜30分かける、という非常な手間をかけて作る革です。しっとりした肌と、フルアニリン(染料のみで染めた)レザーならではの透明感を持ち、履き込むと深まる色の陰影と、色がフェイドして浮き上がるように出る茶芯で、味わい深い経年変化をします。
しっかりと目が詰まったダブルショルダー(牛の左右の肩の部位)の革を用いているため、トラ模様が入ることがありますが、革が本来持つ自然な表情として楽しんでいただけると思います。20世紀初めにアメリカで、ブーツによく使われていた黒に近いダークグレイ 「ガンメタル」 はブラックブーツのハードな印象は無く非常に合わせやすいカラーに仕上がっています。
【 MATERIAL 】
素材:牛革
≪ SIZE ≫
US6 (24cm) 〜 US10.0 (28cm)
※サイズ感は普通なので、普段通りのサイズがオススメです。